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晴れ男(はれおとこ)とは【会長の晴れ男論】

今回は全日本晴れ男・晴れ女協会 会長の榎本が「晴れ男」「晴れ女」についての研究を記事にしました。

21世紀における「晴れ男」「晴れ女」を再定義し、それらの実態とその先について、複数回に分けてお伝えしていきます。



■ 晴れ男の意味と定義


まずはじめに現代日本語辞典などの辞書に書かれている「晴れ男」の意味や定義は間違っていると提言したい。

なぜそう言い切れるのかというと、一般的な意味と定義を「晴れ男」の本質的な思考およびスタイルを比較してみると明確に異なっていると言わざるをえないからだ。


まず下記が「晴れ男」の一般的な意味と定義とされているので見てほしい。


晴れ男
行く先々の天気が決まって晴れになると(冗談めかして)言われる男性のこと。
同種の晴れ気質を備えたような女性は「晴れ女」と呼ばれる。
行く先々がたいてい雨天になると言われる男は「雨男」と呼ばれる。

どうだろうか?晴れ男の方だと違和感を感じるはずだ。


というのもこれは、あまりにも表面的すぎる説明であり、【晴れ男】の意味と定義はなしていないと考えられる。


そこで20年以上、晴れ男を経験している私が「晴れ男」を再定義すると、下記が適切なのではないかと思う。


晴れ男
晴れている記憶が多くあり、自らを晴れ男だと名乗っている(思っている)男性。晴れることに喜びを感じ、晴れると自分の手柄だと確信を持って公言する(思う)ことができる。

一般的な辞書と比較して見ていただくと明確に分かると思うが、そもそも晴れ男は自分自身には「晴れ男」という性分があり、他者がどう言おうが、本人が「晴れ男」だと思った瞬間に「晴れ男」になることができる。


そのため、人は誰でもその日から「晴れ男」になる権利があると考えられる。


つまり、行く先々が晴れることは当然であり、雨が降ろうが降らまいが、「晴れ男」本人に委ねられるのである。


結果、晴れている記憶が強く、さらに晴れている日に自分自身が晴れ男であることを公言することで、周りも次第に晴れ男であるとブランディングされてしまうのである。


そうすることで、晴れ男が生まれる。



■ 誰でも晴れ男になれる理由


上記で記載した晴れ男の意味と定義にもあるが、誰でも晴れ男になることが可能である。


その一方で、晴れ男になって雨が一切降らなくなることはないのだが、こんなことは晴れ男にとって問題ではない。


以前のブログ( https://www.hareotokokyoukai.com/blog/__005 )でお伝えしたことだが、日本全国の年間降水確率は34%であることから、1年の約70%は晴れもしくは曇りの天気になる。

そのため一切雨を降らせないのではなく、30%のリスクを背負って、梅雨の時期でも雨が降っていない日に外へ出て「晴れている」という既成事実をつくることができれば、「晴れ男」としての役割が果たせているといえるのではないだろうか。


もちろん30%は雨が降る可能性はあるが、70%は雨と遭遇しないので、日本国内で生活をしているのであれば、結果的に「晴れ」を体験することが多い。

(気象庁の定義では8割以上の雲があっても晴れと定義する)


そのため1年間で雨よりも経験の多い「晴れの日の経験」を意識することで、自分自身が「晴れ男」であると思えるようになるのである。



■ 自称 晴れ男と揶揄される現状と改善に向けて


「晴れ男」と名乗る人に対して「自称 晴れ男(笑)」と揶揄されることが多くある。

もちろん、私たち全日本晴れ男・晴れ女協会は「自称 晴れ男・晴れ女問題」について課題に感じており、活動指針に「晴れ男・晴れ女の市民権の獲得」を唱えている。


そもそも今まで「晴れ男」という言葉は存在していたが、晴れ男の定義があいまいであり、公式に認められる機関が存在していないことが問題だった。


個人で誰でも晴れ男を名乗り、誰でも晴れ男になれる反面、「晴れ男」を証明するものがなく、嘲笑されるといったことが起こっていたのだ。


こうした問題を解決するため、私たちは協会を立ち上げたのだが、協会を作るだけでは、社会的な信用を獲得することは当然難しく、一般社団法人として国家公認の団体として活動を始めたという経緯がある。


国家公認の団体となり晴れ男証明書を発行することで、自称 晴れ男を払拭し、市民権の獲得こそが私たちの使命であり、晴れ男として誰もが名乗りやすい世界が実現するのではないかと思っている。


一般大衆に認めてもらうには、客観的な既成事実が必要であり、晴れ男・晴れ女検定の受験がその近道であると提言したい。

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