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雲ひとつない快晴はどれくらい珍しい?「快晴」と「晴れ」の違いを解説

21 時間前
読了時間: 4分

「今日は雲ひとつない快晴!」


青空が一面に広がっていると、思わずそんな言葉を使いたくなります。


ところで、天気予報を見ていて「晴れ」はよく聞くのに、最近「快晴」という予報をあまり聞かないと思ったことはありませんか?


そもそも「晴れ」と「快晴」は何が違うのでしょうか。


今回は、知っているようで意外と知らない「快晴」の世界を見ていきましょう。



「晴れ」と「快晴」は同じではない


日常会話では、よく晴れた日をまとめて「快晴」と呼ぶことがあります。


しかし、気象観測では「晴れ」と「快晴」はもともと別の状態として区別されてきました。


ポイントになるのが「雲量」です。


雲量とは、空全体を雲がどのくらい覆っているかを0〜10で表したもの。


従来の気象庁の観測では、おおむね、


快晴:雲量1以下


晴れ:雲量2以上8以下


曇り:雲量9以上


という区分が使われていました。


つまり、空の半分ほどに雲があったとしても、条件によっては「晴れ」なのです。


私たちがイメージする「晴れ」と、気象観測上の晴れには少し違いがあります。



「快晴=雲がまったくない」ではない?


もう一つ面白いのが、快晴だからといって、本当に雲が一つもないとは限らないことです。


雲量1以下なので、ごくわずかな雲が存在していても「快晴」と観測されることがありました。


反対に、青空が広がっていて「今日は快晴だ!」と思っても、空の一部に一定量の雲があれば、観測上は「晴れ」に分類される場合があります。


つまり、


「雲ひとつない青空」=快晴の中でも特に雲の少ない状態


と考えると分かりやすいでしょう。



実は「快晴」という観測はなくなった?


では、なぜ最近「快晴」という言葉を天気予報であまり聞かなくなったのでしょうか。


大きな理由の一つが、気象観測の自動化です。


気象庁では2020年2月から、地方気象台などで行っていた目視による観測の多くを自動化しました。


それに伴い、目視による雲量をもとに判定していた「快晴」という天気の観測も終了しています。


現在の気象庁の天気予報では、基本的に「晴れ」などの表現が使われます。


そのため、「快晴」という言葉そのものがなくなったわけではありませんが、少なくとも現在の気象庁の予報・観測用語として、昔と同じように使われているわけではないのです。



雲ひとつない青空はどれくらい珍しい?


では、本当に雲がまったく見えない青空は、どれくらい珍しいのでしょうか。


これは「日本では年間○日」と簡単には答えられません。


地域や季節、その日の気圧配置によって大きく変わるからです。


雲は、空気中の水蒸気が上昇して冷やされ、水滴や氷の粒になることで生まれます。


日本は海に囲まれ、湿った空気の影響を受けやすいうえ、低気圧や前線、季節風などによってさまざまな雲が発生します。


晴れていても、積雲や巻雲などが空のどこかに浮かんでいることは珍しくありません。


だからこそ、地平線近くまでほとんど雲が見当たらない青空に出会うと、いつもの晴天以上に美しく感じるのでしょう。



雲のない空が現れやすいのはどんな日?


雲の少ない晴天には、一般に高気圧に覆われ、空気が下降している状況が関係します。


下降する空気は暖まりながら乾燥するため、雲が発達しにくくなります。


特に日本では、秋から冬にかけて空気が乾燥し、太平洋側を中心に澄んだ青空が広がることがあります。


ただし「高気圧=必ず雲ひとつない」というわけではありません。


湿度や風、地形などさまざまな条件によって雲は発生します。


天気は、思っている以上に複雑なのです。



雲があるからこそ「晴れ」は面白い


全日本晴れ男・晴れ女協会としては、雲ひとつない青空はもちろん大歓迎です。


しかし、「雲がないほど良い天気」と考える必要もないと思っています。


真っ青な空に浮かぶ大きな入道雲。


夕日に染まるうろこ雲。


雨上がりに雲の隙間から差し込む光。


雲があるからこそ生まれる、美しい「晴れ」もたくさんあります。


そして、私たちが大切にしているのは、晴れだけを良い天気として、雨や曇りを否定することではありません。


自然には晴れの日もあれば、雨の日も曇りの日もあります。


それぞれの天候と共存しながら、その日の空を楽しむ。


それも「晴れ」を楽しむ文化の一つだと考えています。



次に晴れたら「雲」を見てみよう


いつも何気なく使っている「晴れ」と「快晴」。


かつての観測上の基準で見ると、この2つには雲の量という明確な違いがありました。


そして、私たちが普段「雲ひとつない快晴」と呼んでいる空は、晴れた日の中でも特別感のある景色です。


次に天気予報で「晴れ」と聞いたら、ぜひ一度、空全体を見渡してみてください。


「今日は雲が多めの晴れだな」


「今日は本当に雲がほとんどない!」


そんなふうに空を観察してみると、いつもの「晴れ」が少しだけ面白く見えてくるかもしれません。

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​晴れ男晴れ女検定とは

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晴れ男・晴れ女検定は「自称 晴れ男・晴れ女」をなくし、きちんとした心構えや知識を持った方を「晴れ男・晴れ女」として認めようという思いから生まれた資格試験です。
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